読むゴルフの基本は夏坂健から

読むゴルフの基本は夏坂健から

読むゴルフの基本は夏坂健から

日本のゴルフ・エッセイという未開拓のジャンルを切り開いたのが摂津茂和さんだとしたら、その道を誰もが通りやすいように開墾したのが夏坂健さんでしょう。

読書家で知られていた俳優の児玉清さんが夏坂さんの著書「ゴルファーを笑え!」のあとがきを寄せていますが、その中にこんなセンテンスがあります。

前略~そのゴルフと人間との熱き関係を、知的、感情的、技術的、そして精神的に完璧に伝えてくれる人が初めて登場した。

その人の名は、夏坂健!

かなりオーバーな表現ですが、膨大な本を読んでいた児玉清さんがここまで書くということは、夏坂さんの著書がいかに面白い本であるか、という証明でもあります。

と同時に、児玉清さんの本と人とゴルフに対する愛情も伺える一文でしょう。

夏坂さんは1936年に横浜で生まれ、国内外の新聞や雑誌にゴルフのコラムを書いていたことから注目された作家です。

国内外のゴルフに関する文献を集め、その中からユニークだったり、センチメンタルだったり、友情や愛情、人生の慈悲、無慈悲を丹念に調べあげて、時には怒りを込めてエッセイにしました。

まさにスタイルは摂津茂和さんを継承していますが、摂津さんはまだまだ日本のゴルフが特権階級に限られていた時代で、エピソードも日本のゴルフに関するものがあまりなく(それだけ日本のゴルフがつまらなかったのでしょう)、対して夏坂さんのエッセイには諸外国はもちろん、日本におけるエピソードも数多く盛り込まれているので、現代に向いていると感じる人もいるでしょう。

2000年に亡くられましたが、最後までクラブを手放さなかった生粋のゴルファーでもあります。

夏坂健さんの著書は、読むゴルフの基本ともいえるでしょう。

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