日本のゴルフ・エッセイを切り開いた摂津茂和

日本のゴルフ・エッセイを切り開いた摂津茂和

日本のゴルフ・エッセイを切り開いた摂津茂和

日本のゴルフ文献で草分け的存在といえば摂津茂和さん。

1899~1988年に存命されていた方で、1939年上半期の直木賞で「ローマ日本晴」という作品が候補作になった経歴を持っています。

ただ、小説家というよりはゴルフに関するエッセイストとして、またゴルフ書籍のコレクターとしての方が有名で、ゴルフに関する蔵書は2,000冊以上、著書は20冊にも及びます。

日本のゴルフが黎明期だったことを考えると、その著書の数は傑出しているといえるでしょう。

といっても、摂津さんの書籍は教科書やレッスン本のように堅苦しい内容ではなく、海外、主にイギリスやアメリカのゴルフ史の中から選び抜いたエピソードを自身の感想を交えながら綴るエッセイがほとんど。

そのエピソードには、チャールズ1世やウィンザー公といった当時の王や貴族、ロックフェラーやベーブ・ルースなどゴルフとは無関係と思える有名人の逸話から、剣道とゴルフの比較論、ゴルフはなぜ18ホールなのか?という疑問まで、さまざまな文献を参考にしながら幅広い分野の話題が取り上げられています。

C'est Moi、摂津茂和というペンネームからも想像できるように戦前からヨーロッパ文化に精通しており、直木賞候補となった作品も宝塚歌劇団をモデルにしたT少女歌劇団がムッソリーニ総帥時代のイタリア公演をユーモアに描いた作品。

摂津さんの著作には、摂津さんが掘り起こさなければ誰も知り得ないエピソードと洗練された外国文学のようなタッチが詰め込まれています。

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