ゴルフの総本山における女人禁制の話

ゴルフの総本山における女人禁制の話

ゴルフの総本山における女人禁制の話

イギリスの伝統あるゴルフ倶楽部は今でも女人禁制を守っているところが多いのですが、日本のゴルフ・エッセイの第一人者だった摂津茂和さんは、その著書「ゴルフ千夜一夜」で女人禁制にまつわる面白いエピソードを取り上げています。

第2部の新ゴルフ千夜一夜の11番目「女人禁制」から。

世界共通のゴルフ・ルールを作っているのはスコットランドにあるR&E、ロイヤル&エンシェントです。

ゴルフの聖地と呼ばれるセント・アンドリュースのスタートホール前に立てられている古色蒼然とした建物が本拠地ですね。

スコットランドで2番目にロイヤルの称号を持った歴史ある倶楽部なので、当然、女人禁制を保っていましたが、第二次大戦でスコットランドの男性が多く戦地に出向き、帰らぬ人となってしまったために倶楽部従業員の数が圧倒的に少なくなってしまいました。

倶楽部理事会では止むなく食堂の会計係だけは女性でもいいでしょう、という結論に至り、老女性を雇うのですが、それにクレームをつけたのは会員のジョージ・カニンガム卿。

第二次大戦では英国艦隊の総司令官を勤めた筋金入りの男性です。

永らく女人禁制を保っている倶楽部になぜ、女性がおるのか!と怒髪天を衝かんばりに理事に問いかけます。

困った理事は、このようなクレームがつけられるのは想定内だったので、あらかじめ用意していた答えをカニンガム卿に提出します。

お怒りはごもっとも、しかしカニンガム卿、この倶楽部には以前よりもう一人ご婦人がおられましたのでご容赦ください、と。

もちろん、そんな事実、カニンガム卿は知りません。

一体、それは誰なのか?という問いかけに理事は壁にかけられた1枚の女性の肖像画を、そっと指で示す、というお話。

そこにかけられていた肖像画が誰であるか、もうお分かりですね。

センスあるユーモアの見本みたいな話です。

摂津茂和さんの著書は残念ながら絶版となっていて新刊を求めることはできませんが、Amazonでは多くの著書が販売されています。

コレクターズアイテムとなっている本から手軽に買い求められる本までありますので、まずは1冊、読んでみてください。

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